リスのプラスチック

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2024年5月8日

トピックス

業界横断でプラスチック資源の自主回収テスト開始

株式会社アールプラスジャパンと東京都国立市、 社会福祉法人国立市社会福祉協議会の包括連携協定に基づく取り組み

リスパック株式会社(社長 大松栄太)は、資本参加している、使用済みプラスチックの再資源化技術開発・実用化推進に取り組む共同出資会社、株式会社アールプラスジャパン(本社:東京都港区、代表取締役社長 横井恒彦、以下、アールプラスジャパン)との活動の一環として、東京都国立市において、プラスチック資源の自主回収テストを2024年3月から開始しました。

これは、2024年2月1日にアールプラスジャパンと国立市、社会福祉法人国立市社会福祉協議会とが締結した包括連携協定に基づき、持続可能な循環型社会の実現に資するとともに、地域における環境保全の意欲増進、環境教育の推進、地域コミュニティの活性化および地域福祉の向上を図ることを目的としています。

アールプラスジャパンに資本参加している4社(三友プラントサービス株式会社、株式会社Mizkan [以下、Mizkan]、株式会社ヤクルト本社[以下、ヤクルト]、リスパック株式会社[以下、当社])と協力企業(SGムービング株式会社、CBC株式会社、株式会社DATAFLUCT、PSジャパン株式会社[以下、PSジャパン]等)連携による業界横断での取り組みです。

2024年3月6日の活動イベントでは、Mizkan、ヤクルト、当社がそれぞれ製造・販売した食品の 容器(納豆容器、乳酸菌飲料容器、弁当容器の蓋)の回収テストを行いました。今後、回収したプラスチック容器の品質・量を調査し、アールプラスジャパンが開発中のリサイクル技術への適用を検討することにより、将来的なプラスチック資源循環の可能性を探ります。

2025年2月までの期間に、告知や回収方法を改善しながら複数回の回収テストを実施して、回収するプラスチック容器の品質・量の向上を図る計画です。
なお、今回の自主回収テストで回収する容器は、PSジャパンのモノマー化ケミカルリサイクル技術を用いて、Mizkan、ヤクルト、当社による循環的取組に活用する予定です。

※モノマー化ケミカルリサイクル技術とは、使用済みポリスチレンを高温下の熱分解と蒸留精製によりポリスチレンの原料であるモノマーに戻し、再びポリスチレンの製造をする技術です。

上記記載(ケミカルリサイクル)技術により化学的に再生するため、リサイクルを繰り返すことによる劣化がなく何回でも再生可能で、色材・臭気等は残らず衛生性も従来の石油由来品と変わりません。再生産されたポリスチレンは食品容器・包装用途にも使用が可能です。