開発ストーリー

海外スーパーマーケットの視察

スーパーマーケットはアメリカが発祥。「アメリカのスーパーを知ることで、日本スーパーの5年先が見える」と言われています。リスパックでも毎年アメリカへのスーパーマーケットの視察を行い商品開発に活かしています。
例えば、アメリカでは特に女性の社会進出が増えたことで、そのストレスも増えているようです。
そのため毎日の生活や買い物を楽しくするような工夫がされていました。エンターテイメントの国らしく、可愛いく、カラフルなパッケージが多く、店舗の内装も「ここはディズニーランド?!」と錯覚するほど楽しく作られています。お花でのおもてなしの演出もあり、飾り付けとしての花がいたるところに見られました。
日本も5年後には、もっと働く女性は増えているだろうし、一方でストレスも増えていく事から生活や買い物を楽しくする工夫もますます必要になってくるでしょう。日本のスーパーマーケットでもそのような商品売場作りが欠かせないと感じています。

生活者調査


リスパックではWEBアンケートで生活者の食事に対する意識などの統計をとったり、主婦の方に集まって頂き座談会形式で意見を聞くなどしています。WEBアンケートでは全国各地、多くの生活者の意識を聞くことができ、座談会形式では容器の実物を見てもらい詳しく意見を聞くことができます。
ある主婦からは、「子供が生まれてママ友の家や夫婦それぞれの実家に行く機会が増えたから、近所のスーパーで気軽に手土産として持って行ける商品がもっとあればいいのに…」という声が聞かれました。 自宅用、特に自分1人での食事のときは、当然のこととして見栄えよりも量目や価格が重視されています。 逆に量目・価格が同じならオシャレだと感じるものを買いたいという意見が多くありました。
そんな中で、弊社の商品の中でも、イーターテイメント パッケージと呼んでいる生活者の感性に訴えるような容器は、友人宅への手土産に持っていきたいなどの意見を頂く事ができました。それらの商品は、ギフトとしての見栄えはもちろん、お皿への移し替えなどの手間をかけさせないように、容器のままテーブルに並べられるパッケージを目指しています。

生活者の意見を取り入れた
独自の機能やデザイン


生活者の容器に対する要望を聞くと、液が漏れないこと、中身がズレないこと、蓋の開けやすさ、 レンジアップ適正、ゴミがかさばらないことなど、今まで想定していた基本機能がもっと重要であることがわかりました。
それらの様な意見を取り入れ、例えば、最近増えているレンジアップメニューに対応した商品では、 食事の準備の時短につながる事はもちろん、レンジ加熱後、蓋を開けた時に出る熱い蒸気でやけどをしない様に、手で持つ部分に蒸気が当たらない工夫をしています。
さらに、断熱性もあり、加熱しても、持ち手部分は約30℃にまでおさえられていることで購入後も安心して使ってもらえます。 また、本体と蓋がセパレートタイプでうつわに近い形状のため、食卓にそのまま並べても大丈夫で調理器具などを汚さず、後片付けも簡単に出来ます。

ユーザーヒアリングと商品開発

ユーザーヒアリングでは、例えば震災以降、節電で売場の照明を抑えたり、 LED照明を使用する傾向の中、容器の工夫で売場を明るくしたいという意見が増え、 光を乱反射させる様な凹凸を付けた蓋の要望が多くなりました。 しかし、単純な凹凸では工業製品ぽさが際立ってしまい、リスパックが目指す豊かな食生活とかけ離れてしまいます。 そこで、蓋の装飾を切子模様にし、売場を明るくするとともに高級感を演出することで、 ユーザー様の要望とリスパックの独自デザインによる見映えの両立を実現した商品もあり、ユーザー様からも大変ご好評を頂いております。

リスパックが目指す独自デザイン

リスパックではこれからも安全安心・環境対策を当たり前に行いながら、 生活者目線での利便性と、ワクワクできるような楽しい見映えと、ユーザー様の声を活かした マーケットインのモノ作りで豊かな食生活の実現を目指して商品の開発を行ってまいります。