
プラスチックにはさまざまな種類があり、その種類により性質がことなっています。リスパックでは用途にあわせ材質を選定し商品化しておりますが、私どもが意図しない用途に使用されることがあるかもしれません。まちがった使い方を防止していただくためにも、各樹脂の特徴をよくご理解下さるようお願い申し上げます。

ポリオレフィン等の衛生協議会の規制基準と、
食品衛生法・厚生省告示第370号による規制に適合しています。
リスパックではF-19という会員番号とともにPLマークが衛生安全のマークとして容器の裏側に刻印してあります。これはポリオレフィン等衛生協議会が定めた業界自主規制基準合格の印です。また成形品は、食品衛生法に基づく昭和34年12月厚生省告示370号による規格基準試験を行い、合格したものが製品として出荷されています。
リスパック製品の共通取扱い注意事項
素材別の特徴と取扱い注意事項
A-PET
高いガスバリア性と耐油性をはじめ、優れた透明性を特長としているため、漬物、サラダなどの容器として多く用いられています。A-PET素材の代表として、クリーンカップシリーズがあります。
- ●ポリエチレンテレフタレート製で耐熱温度は60℃です。
- ●電子レンジやオーブンで使用しないで下さい。
バイオPPF
耐熱性が高く電子レンジに利用できるPPFに植物由来ポリエチレンを配合したハイブリッド素材です。バイオデリカグリーンシリーズなどとして製品化されています。
- ●タルク入りポリプロピレン+バイオポリエチレン製で耐熱温度は130℃です。
- ●電子レンジで内容物を温めることは出来ますが、電子レンジやオーブンでの調理に使用しないで下さい。
耐熱PSP
電子レンジで内容物を温めることができ、PSPよりも耐熱性に優れています。ポリスチレンを発泡させているため軽量で熱が伝わりにくい素材です。
- ●この容器はポリスチレン製で耐熱温度は100℃です。
- ●電子レンジで内容物を温めることは出来ますが、条件により変形する場合がありますので注意してください。
- ●オーブンでの調理に使用しないでください。
- ●火気から離して取り扱ってください。
- ●柑橘類の皮や油脂によって変質、脆化する事があります。
PSP
ポリスチレンを発泡させています。そのため軽量で、保温性・断熱性に優れ、特に鮮魚・精肉部門で多く利用されています。
- ●発泡ポリスチレン製で耐熱温度は80℃です。
- ●電子レンジやオーブンで使用しないで下さい。
- ●レモンの輪切り、かんきつ類の皮などを入れないで下さい。含有するテルペン油によって変質、脆くなる事があります。
- ●いなり寿司、おにぎり等のつや出し剤や、加工食品の離型剤として用いられるMCT油脂等により脆くなる事があります。
- ●アルコール飲料等を入れないで下さい。
HIPS
ポリスチレン製で剛性が高く、シャープなデザインが生かせます。また、光沢があるため、柄付き容器が多くあります。
- ●耐衝撃ポリスチレン製で耐熱温度は80℃です。
- ●電子レンジやオーブンで使用しないで下さい。
- ●レモンの輪切り、かんきつ類の皮などを入れないで下さい。含有するテルペン油によって変質、脆くなる事があります。
- ●いなり寿司、おにぎり等のつや出し剤や、加工食品の離型剤として用いられるMCT油脂等により脆くなる事があります。
- ●アルコール飲料等を入れないで下さい。
電子レンジ対応の使用上の注意
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アルミ蒸着製品に関する注意
- ●電子レンジで使用するとスパークを起こし、発火して電子レンジが損傷する恐れがありますので使用しないでください。
- ●金属探知機に反応する場合がありますので、検査の際はご注意ください。